<体力のある人に向く処方>
■大柴胡湯
がっちりした、かた太りタイプの人で、
肩こりしやすかったり、みぞおちのあたりが張って、
そこを押すと痛みがあたりするようなタイプの人によく用いられる。
■桃核承気湯
がっちりした体型で、赤ら顔、のぼせぎみの
タイプの人によく用いられる。女性では、月経異常がしばしば見られる。
夏でも手足が冷えるような人に向く。
■三黄瀉心湯
体力はあるが、赤ら顔で、のぼせの強いようなタイプの人に向く。
みぞおちがつかえるような感じ、イライラして安眠できないような人にも、よく用いられる。
<体力が中程度の人に向く処方>
■大黄甘草湯
市販の漢方便秘薬の基本になっている処方。
体力のある人からやや弱い人まで、かなり幅広く用いられている。
丸薬にしたものが「大甘丸」として市販されている。
■桂枝加芍薬大黄湯
体力が中程度か、あるいはやや弱いような人で、
おなかが張って苦しく、ときに痛みを伴うようなタイプの便秘に、
よく用いられる。
■潤腸湯
体力が中程度かそれ以下で、皮膚が乾燥しがちで、
おなかに力がないような人によく用いられる。
コロコロした硬い便の出るタイプの便秘に向く。
お年寄りの常習便秘に最もよく使われる。
■麻子仁丸
体力が中程度かそれ以下で、皮膚がカサカサして、おなかの力も弱く、
硬い便が出るようなタイプに向く。
病後やお年寄りの便秘によく用いられる。
<体力の弱い人に向く処方>
■小建中湯
体力が弱く、食も細くて、手足もおなかも冷えやすく、
すぐ腹痛を起こすようなタイプの人によく用いられる。
食欲を増進させ、体力をつけて、便通を整える。
■加味逍遙散
体力が中程度以下の、特に女性によく用いられる。
のぼせや冷え、肩こり、めまい、疲れやすいなどのさまざまな不定愁訴が、
入れかわり立ちかわり現れるようなタイプに向く。
■八味丸
体力の衰えたお年寄りによく用いられる。腰から下に力が入らず、
夜中にたびたびトイレに行ったり、
のどが渇きやすいというようなタイプに向く。